「知り合いのデザイナーさんにお願いして、
めちゃくちゃオシャレなサイトを
作ってもらったんです。
でも、全然反応がなくて…」
これは、実際に相談を受けた
お客様の言葉です。
デザインはプロっぽく、
色使いも洗練されていて、
正直“見た目”だけなら完璧。
でも、1ヶ月間アクセスはそこそこあるのに、
お問い合わせはゼロ。
スタッフさんも
「これ、誰か見てるんですかね…?」と
半信半疑だったそうです。
このようなケース、
実は業種問わず多く見られます。
見た目は整っている。
でも、反応がない。
なぜこんな“ズレ”が起こるのでしょうか?
◆キレイ=正解、ではない。ホームページの目的を忘れていませんか?
まず大前提として、
デザインが悪いことが問題ではありません。
むしろ、第一印象を決める
“清潔感”や“信頼感”は、
良いデザインによって
作られる部分でもあります。
ただし、ホームページは
「作品」ではなく、「ツール」です。
つまり目的があります。
それは
「行動してもらうこと」 です。
例えば…
・サービス内容を知ってもらう
・電話や問い合わせフォームから連絡をもらう
・来店予約をしてもらう
・資料請求やLINE登録をしてもらう
こうした「次のステップ」に繋がらなければ、
どれだけ美しくても
“観賞用サイト”で終わってしまうのです。
◆売れないサイトにありがちな“3つの共通点”
実際に反応が取れていないサイトに
共通するポイントは、
以下のようなものがあります。
① 写真と装飾に力を入れすぎて、伝えるべき情報が薄い
→ おしゃれな写真や余白はあるけれど、
「何をしている会社なのか」が
すぐに伝わらない。
② 導線がバラバラで、ユーザーが迷子になる
→ メニューが多すぎたり、
ボタンの色が統一されておらず、
どこから問い合わせたらいいのか分からない。
③ 書いてあることが“自分目線”で、ユーザーの気持ちに立っていない
→ 「当社のこだわり」「創業の想い」ばかりで、
お客様の“悩み”や“メリット”が見えてこない。
こうしたポイントがあると、
ユーザーは
「なんかオシャレだけど、
よくわからないし、いいや」と
静かに離脱していきます。
◆反応が出るサイトは「設計図」がある
売れるサイトは、
“なんとなくオシャレ”ではありません。
ユーザーの動きを想定した上で
設計されているのです。
たとえば…
・「なんだろう?」と興味を持たせるキャッチコピー
・「これ、自分の悩みに近いかも」と共感を引き出す問題提起
・「この人なら信頼できそう」と思わせる実績やお客様の声
・「よし、ちょっと聞いてみようかな」と思わせる問い合わせボタンやLINE登録導線
これは、マーケティング的には
「カスタマージャーニー」と呼ばれる設計です。
この流れがあることで、
初めてサイトが“動きのある集客ツール”
になるわけですね。
◆デザインは“戦略”の一部にすぎない
キレイなサイトは、
第一印象を整える“服装”のようなものです。
でも、中身がなければ
「外見だけの人」としてスルーされてしまう。
大切なのは、
「誰に」「何を」「どうやって」届けるか。
これが決まっていないサイトは、
どれだけ美しくても反応しません。
人間力を磨くように、
あなたのサイト力も磨いてみませんか?