医院や店舗の方と話していると、
「動画は苦手で、何を話したらいいのか分からない」
「顔を出すのが恥ずかしい」
そんな悩みを本当によく聞きます。
ただ、実は動画が苦手な方ほど、
少し声を出すだけで結果が出やすい傾向があります。
なぜかというと、動画は「完璧さ」よりも、
話し方や声の温度が相手に伝わることで、
一気に距離が縮まるからです。
動画がうまい人よりも、
「不器用でも、まっすぐ話している人」のほうが信頼される。
これは多くの現場で共通しています。
◆文章より「人柄」が伝わりやすい
文章は整えればきれいに見えますが、
その人らしさはどうしても薄まりやすくなります。
一方で声には、
- 落ち着き
- 優しさ
- 考え方
- 誠実さ
が自然に滲み出ます。
動画が苦手な人ほど、
素の声にその人の魅力が出やすく、
それが視聴者にとって大きな安心感になります。
「完璧に見せよう」と力む人より、
少しぎこちないくらいのほうが、
人は心を開きやすいものです。
◆顔を出さなくても大丈夫
動画=顔出しが必須だと思っている方も多いですが、
実際には、顔を出す必要はありません。
院内風景や手元の作業を映しながら、
落ち着いた声で説明するだけでも十分に伝わります。
例えば、
- 歯科なら「ブラッシングのコツ」
- 整骨院なら「正しい姿勢のポイント」
- サロンなら「自宅でできるケア」
こういった内容を、短い動画で声だけ入れる。
これだけでも視聴者は、
「この先生はきっと優しいんだろうな」
「分かりやすく教えてくれる人なんだ」
と感じてくれます。
声は
思っている以上に人柄の入口になります。
◆台本なしで話そうとするから難しく感じる
動画が苦手な方の多くは、
「何を話すか決めずに録ろうとしている」
これが難しさの原因になっています。
シンプルな台本を作るだけで、
録り直しが減り、気持ちがラクになります。
おすすめは以下の3ステップです。
- 結論(今日伝えたいこと)
- 理由(なぜそれが必要なのか)
- 具体例(患者さん・お客さんが実践できる内容)
これに沿って1〜2分話すだけで、
“伝わる動画”になります。
◆声を出せば、文章の説得力も上がる
もう一つ大きな利点があります。
動画で声を届けると、
その人の文章(ブログやSNS)の読み方が変わります。
声を知っていると、
文章の背景にその人が浮かび、
伝わり方が深くなります。
つまり
動画は単独で効果を出すだけでなく、
普段の発信全体の価値を
上げてくれるということです。
◆動画が苦手な人ほど「声」が武器になる
動画が上手なことが強みではありません。
「声に人柄が出ること」が強みなのです。
苦手な人ほど、視聴者は
「がんばって伝えようとしてくれている」
「誠実に説明してくれている」
と受け取り、好感につながります。
まずは10〜20秒の短い動画からで十分です。
ハードルを下げて、
声を一言添えるところから
始めてみてください。
あなたが思っている以上に、
あなたの声が信頼の源になります。
爆速仕組み化Webコンサルタント
廣岡ゆかり
