広告を出しても思ったほど反応がない。
クリックはされているのに、予約や問い合わせが来ない。
そんな悩みを抱えている方は、意外に多いです。
多くの方は「広告文が悪いのでは?」と思いがちですが、
実はそうではありません。
原因の多くは、「導線」=お客様の動線設計が
悪いことにあります。
広告は“きっかけ”でしかありません。
その先のページが分かりにくかったり、内容が整理されていなかったりすると、
せっかくの見込み客が途中で離れてしまいます。
◆トップページに飛ばすのはNG
よくあるのが、広告のリンク先を
「ホームページのトップページ」に
設定しているケースです。
たとえば歯科医院なら、
「ホワイトニングをしたい人」もいれば、
「親知らずの相談をしたい人」もいますよね。
トップページにはすべての情報が載っているため、
どこを見れば自分の悩みを解決できるのか
が分からなくなります。
結果、「なんか違うかも」と感じて離脱してしまうのです。
広告を出してアクセスを集めても、
そこからの導線がズレていれば
お金もチャンスも漏れていくだけ。
◆良い導線とは「目的にたどり着けるページ」
では、どんな導線が理想的なのでしょうか。
答えはシンプルです。
見た人が「自分に関係がある」
「ここなら解決できそう」と思い、
自然に次のアクション(問い合わせ・予約)に
進める構成です。
たとえばホワイトニング広告を出す場合なら、
・ホワイトニング専用のページに飛ばす
・ビフォーアフター写真や料金を明記する
・「こんな方におすすめ」「施術の流れ」など具体的な説明を入れる
・すぐ予約できるボタンを設置する
このように目的特化型ページを用意するだけで、
反応率が2〜3倍に変わることもあります。
◆「アクセス数」より「行動数」を見る
多くの経営者が、広告の成果を「アクセス数」で判断しがちです。
しかし本当に見るべきは、「次の行動をした人の数」です。
アクセスが多くても、
問い合わせフォームにたどり着かない、
電話ボタンを押さない──それでは成果にはつながりません。
導線の整理とは、
「人を集める」よりも「人を動かす」ための設計なのです。
◆導線を整える=広告費の“無駄漏れ”を防ぐ
広告の成果が上がらないとき、
多くの人は「もっと予算を増やそう」
「広告を出し直そう」と考えます。
でも、本当に見直すべきは広告の後ろ側です。
導線を整えることは、
いわばお金の流れを止める工事のようなもの。
蛇口(広告)から水(アクセス)を流しても、
受け皿(サイト)が壊れていれば水は貯まりません。
逆に、受け皿が整えば
同じ広告費でも結果がまったく違ってきます。
広告で成果を出すには、
「見せ方」よりも「流れ方」を見直すこと。
つまり、広告を“流入”ではなく“行動の設計”として捉えることが大切です。
お金が漏れているのは、広告そのものではなく、
その先にある導線かもしれません。
爆速仕組み化Webコンサルタント
廣岡ゆかり
