「Webの仕事やってます」と言うと、
高確率で聞かれるのが
“ちょっとズレてる or 誤解されてる質問”。
親しい人なら笑って流せますが、
お客さまから言われると
ちょっと説明が必要な場面も多いんです。
今回は
Web制作現場で本当に聞かれる“謎の質問10選”を
制作者目線でユーモア交えてご紹介します!
◆謎の質問10選
①「ちょっとパパッと1ページだけ作ってもらえる?」
この“パパッと”という魔法の言葉
よく出てきます。
Web制作者は魔法使いちゃうんや〜〜〜
でも実際には、1ページでも以下のような工程が必要です。
- 情報の整理と構成(誰に何を伝える?)
- ライティング(読まれる・伝わる文章に)
- デザイン(見やすく、印象に残る工夫)
- レスポンシブ対応(スマホ表示の調整)
「1ページ=簡単」というわけではなく、
むしろ情報を絞るほうが難しいです。
②「無料のテンプレ使えばすぐ作れるんでしょ?」
確かに、テンプレートは便利です。
でもそれは
「道具」であって「完成品」ではありません。
例えるなら、
「図面も材料もあるけど、
工事は自分でがんばって」な状態。
お客様ごとに
「誰に何を届けたいか」が違うから、
テンプレを使ってもカスタマイズは必須です。
③「写真とかないけど、とりあえず作ってみて」
これは…無茶ぶりランキング上位ですw
写真・文章・サービスの
方向性が何もない状態で作るのは
いわば
「白紙のスケッチブックにいきなり油絵を描け」
と言われているようなもの。
素材がなくても大丈夫なように
ヒアリングから企画まで
しっかりサポートするのがプロの仕事です。
④「スマホ対応って別料金なの?」
今やスマホでのアクセスは全体の7~8割。
対応しないなんて
“ほぼ誰にも見られないサイト”に
なるリスクすらあります。
ただし
スマホでも見やすく・使いやすく作るには、
別設計に近いレベルの調整が必要なんです。
だから
安価な業者だとスマホで見ると
「うわ、見づらっ」となりがちですね!
⑤「1週間で公開できますか?」
素材や方向性が100%決まっていれば、
超シンプルなものであれば可能です。
でも、「急ぎ」と「質の確保」は
両立が難しい。
あとから
「やっぱりこうしたい」「これも入れたい」
と言われて、
結局ズルズルと
納期が延びるのも“あるある”です。
無茶振りを引き受けてくれるところは
ありがたいところだと
思っておいた方がいいです!
⑥「Webサイト作れば、すぐお客さん来るんですよね?」
これは最大級の誤解かもしれません。
Webサイトは“看板”であり、“店舗”です。
でも、道路(=広告・SNS・SEO)がなければ
誰も通りません。
むしろ、公開した後こそが本当のスタート。
サイトをどう運用し、どう届けるか?
という「戦略設計」が重要なんです。
⑦「自分で更新できるようにしてもらえます?」
WordPressやノーコードツールを使えば、
もちろん可能です。
ただし問題は
「どこを、どう更新したいか」が
決まっていない場合です。
たとえば
- ブログを書きたいのか
- 料金改定を反映したいのか
- お知らせを更新したいのか
目的によって
設計のアプローチは大きく変わるんです。
なんでも自分でできる状態=便利 ではなく、
“管理しやすい状態”を一緒に考えたいですね。
⑧「安くて速くてカッコいいやつがいいです!」
Webサイト制作は牛丼屋ではありません!
- 安くしたい → 工数を減らす必要がある
- 速くしたい →設計を簡略化する必要がある
- カッコよくしたい →手間がかかる!
この3つを全部叶えるのは基本的に不可能なので、
「何を一番優先するか?」を
しっかりすり合わせることが大切です。
⑨「AIが作ってくれる時代でしょ?まだ人が作ってるの?」
確かに、AIツールは日々進化しています。
でも、AIに
「あなたの事業の魅力をどう伝えるか?」までは
判断できません。
むしろ今は、“AI+人の設計力”が
あるところが強い時代。
AIを“補助ツール”として
うまく使えるかどうかが
今後の鍵になります。
⑩「〇〇さんのとこで10万円って聞いたけど、そっちは高くない?」
価格は「何を、どこまでやるか」によって大きく違います。
たとえば…
原稿は自分で書くか、プロが取材して書くか?
公開後の保守や改善提案は含まれるか?
マーケティング設計まで含むか?
同じ“Web制作”という言葉でも
内容と結果には天と地ほどの差があります。
◆まとめ
どの質問も
悪気があるわけじゃないんです。
でも
ちょっとした誤解や思い込みが
大きな認識ズレになることもあります。
Web制作って
「デザインをする」だけじゃありません。
- 情報設計
- ユーザー心理の導線づくり
- 反応を得るための仕組みづくり
こうした“見えない仕事”が
実はいちばん大事だったりします。
もしあなたが、
「サイトを作りたいけど、よくわからなくて不安…」
という場合は
まずはこういった疑問や誤解から
一緒に解消していきましょう!