SNSの話になると、
どうしても「フォロワー数」が基準になりがちです。

フォロワーが多い＝すごい
フォロワーが少ない＝意味がない

そんな空気を感じたことがある方も多いと思います。
でも、特に小さなお店や医院、個人でやっているビジネスにとって
本当にそれが正解なのでしょうか。

◆フォロワー数＝信頼、ではない

確かに、フォロワーが多いと
一見、影響力がありそうに見えます。

ただ、それが
「選ばれる理由」
「お願いしたい理由」
につながっているかは、別の話です。

フォロワーが多くても、

  • 名前は覚えられていない
  • 何をしている人か分からない
  • 印象に残っていない

こういうアカウントは、実は少なくありません。

数字は大きいけれど、
記憶には残っていない。
これは、集客や売上という視点で見ると、
あまり強い状態とは言えません。

◆覚えてもらえる人は、選ばれやすい

一方で、フォロワーは多くなくても、
「〇〇といえば、あの人」
「なんとなく印象に残っている」
「考え方が好き」

そう思われている人は、
いざ必要になったときに自然と声がかかります。

  • 相談するとき
  • 比較するとき
  • 誰かに紹介するとき

思い出してもらえるかどうかは、
実はフォロワー数よりもずっと重要です。

◆SNSは「全員に届ける場所」ではない

SNSをやっていると、どうしても
「もっと多くの人に見られたい」
「広げなきゃ意味がない」
と思ってしまいます。

でも、小さなビジネスの場合、
全員に刺さる必要はありません。

  • 本当に来てほしい人
  • 価値観が合う人
  • ちゃんと話を聞いてくれる人

この人たちに伝わっているか？
そこだけを見れば十分です。
むしろ、
誰にでも当てはまる発信は、
誰の心にも残りにくくなります。

◆気持ちが伝わる発信は、強い

覚えてもらえる発信には、
いくつか共通点があります。

  • 考え方がはっきりしている
  • なぜそれをやっているのかが伝わる
  • 人柄や温度感が感じられる

完璧な文章である必要はありません。
うまくまとめる必要もありません。

それよりも、
「ちゃんと伝えようとしているか」
ここが大事です。

気持ちが乗っている発信は、
不思議と印象に残ります。

◆フォロワーが少なくても、意味はある

「フォロワーが少ないから、発信しても意味がない」
そう感じてしまう人もいます。

でも、10人でも、50人でも、100人でも、
その中に
「覚えてくれている人」
「信頼してくれている人」
がいるなら、それは十分価値があります。

SNSは、
今すぐ売るための道具ではなく、
関係性を積み重ねる場所です。

◆本当に伝えたい人に、伝わっているか

フォロワー数を見るよりも、
一度、こんな視点で見てみてください。

  • この投稿、誰に向けて書いたか
  • その人に、ちゃんと伝わりそうか
  • 読んだあと、少しでも印象に残るか

もしこれができているなら、
SNSの使い方としてはかなり良い状態です。

◆数字より「記憶」に残る発信を

フォロワーが多いこと自体を、
否定する必要はありません。

ただ、それを目的にしてしまうと
しんどくなったり、迷走しやすくなります。

それよりも、
「覚えてもらえる発信ができているか」
「気持ちは伝わっているか」
ここを大切にしてほしいなと思います。

SNSは競争ではありません。
あなたの考えや想いが、
必要な人に届けば、それで十分です。

フォロワーよりも、
記憶に残る存在になること。
それが、長く選ばれ続ける一番の近道です。

爆速仕組み化Webコンサルタント
廣岡ゆかり