「オシャレでかっこいいサイトがあれば、
集客もできるはず!」
実は、これはよくある勘違いです。

実際にこういったサイトが世の中にはたくさんあります。
写真がスタイリッシュ
フォントや余白の使い方もセンスがある
動きやアニメーションも洗練されている

でも……なぜか、反応がまったくない。

こうした「おしゃれなのに売れない」サイトは、
意外と多いんです。

◆「売れる」と「オシャレ」は別物?

そもそも、
「オシャレなサイト」って
誰にとっての“オシャレ”でしょうか?

デザイナーの美意識にとって?
運営者が「かっこいい」と思うもの?
それとも、ユーザーが「いいな」と感じるもの?

ここがズレてしまうと、
“伝わる”どころか
“スルーされる”デザインになります。

◆おしゃれは「引きつける力」になる。でもそれだけでは足りない。

もちろん、見た目の第一印象は大事です。
見た目が整っていないサイトは、
どれだけ中身が良くても読まれません。

でも重要なのは、
「引きつけたあとに、どう行動してもらうか」。

たとえば…
サービス内容がパッとわかる?
自分に関係ありそうだと感じる?
すぐ問い合わせや予約に進める?

ここまで考えて“設計”されていないと、
せっかく興味を持っても
離脱してしまうのです。

◆よくある「オシャレだけど売れない」サイトの特徴

1 情報が抽象的すぎる

「スタイリッシュに生きるあなたへ」など、
ポエム的な表現ばかり。
ユーザーは「で、何のサービス?」と困惑。

2 ボタンがどこにあるかわからない

「今すぐ申し込む」「無料で相談する」などの
行動導線が目立たない。
しかも色が背景と同化している…。

3 スマホで見ると読みにくい

フォントが細すぎる、コントラストが低い、操作しにくい。
パソコンではオシャレでも、
スマホではストレスになってしまいます。

4 「誰のためのサイトか」が曖昧

見た目は良くても、
“誰向けなのか”“どんな悩みに応えるのか”が
伝わってこない。

こうなると、ユーザーは
「なんかカッコいいけど、自分には関係ないな」と思って
ページを閉じてしまいます。

◆売れるサイトに共通する3つの設計ポイント

では、どうすれば
「オシャレだけど売れない」状態から
抜け出せるのか?

答えは、“デザインより先に考えること”です。

① ペルソナと目的を明確に

誰に、何を伝えて、どう動いてほしいのかを整理。
すべてはここから始まります。

② 情報の優先順位をつける

まず伝えるべきは
「あなたの悩みに応えられますよ」という安心感。
次に実績や強み。
最後に「行動してもらう」導線。

③ デザインはそれを支える「演出」

上記を自然に伝えるための
フォント、写真、配色が“売れるデザイン”です。
おしゃれはその中に溶け込んでいくもの。

◆「伝わるオシャレ」は両立できる

結論として、
「おしゃれ」と「売れる」は両立可能です。

でもそれには、
“自己満足のオシャレ”ではなく、
相手に伝わる・動いてもらうための
戦略的オシャレが必要なんです。

だからこそ、
私たちはまず「誰に・何を・どう伝えるか」を
一緒に考えます。

デザインはその上で初めて、
効果を発揮するのです。