こんにちは。
せおゆりかです。
今日、こんなツイートが流れて来ました。
【ニュース】素材サイト「写真AC」、AIが生成した架空の人物の顔写真を無料素材として提供開始。実在しない人の顔写真なので、後から写真使用の許可を撤回されるといったトラブルがないというメリット。https://t.co/Xon8xWti2w #無料写真素材 #AI #写真AC
— MdN Design Interactive (@mdn_net) May 22, 2019
実は、この写真ACさんって、私がめちゃ利用している写真素材サイトなんです。
それこそ、立ち上げのときくらいからだから、社畜だった頃から…
めっちゃお世話になってます。
そんな写真ACさんがAI写真素材を作ったというものだから、思わず記事にしてしまいました。
AIの写真素材集は実験的なものだが、超画期的である
WebやDTPなど、制作系のかいわいで度々話題になっている、肖像権。
これって、どうしてトラブルの元になるのかご存知でしょうか?
肖像権は他人から無断で写真や映像を撮られたり無断で公表されたり利用されたりしないように主張できる考えであり、人格権の一部としての権利の側面と、肖像を提供することで対価を得る財産権の側面をもつ。また、肖像を商業的に使用する権利をとくにパブリシティ権と呼ぶ。一般人か有名人かを問わず、人は誰でも断り無く他人から写真を撮られたり、過去の写真を勝手に他人の目に晒されるなどという精神的苦痛を受けることなく平穏な日々を送ることができるという考え方は、プライバシー権と同様に保護されるべき人格的利益と考えられている。
Wikipediaより
Web系で話をするならば、極端な例をいいますと。
かわいい女の子の素材をアダルト系サイトで使用すると、その素材の女の子がそこに在籍しているとか、アダルトの仕事をしているとか、そういう話に発展する可能性があります。
大迷惑ですよね!
そういうトラブルというのは度々裁判にまで発展しています。
ですので、そういうことが起きないように、写真素材というものは被写体の人物に対して「使用していい」という許可を得ているものです。
私たちは、それをありがたく使わせていただいております。
もちろん、取り扱いには細心の注意を払っております。
※ちなみに、アダルト系のサイトには写真素材は使用できないところがほとんどです。
規約は個々によって違いますが、大概の素材サイトは使えないはずです。
AI写真素材集のメリット
さて、本題です。
AI写真素材が出てくると、どういうところに便利なのか?
これは、我々制作者が肖像権を気にせずに堂々と使えるという点です。
大変大きなメリットです。
有料の写真素材には、著作権料と肖像権料のレンタル料などが含まれております。
(譲渡ではありません。あくまで「使わせてもらっている」というスタンス)
それが必要なくなるのは大きい!
(料金がなくなるというわけではないですよ!)
肖像権が必要なくなる、という点です。
リスクがぐんと下がり、素材が使いやすくなるのです。
デメリット
これといって浮かばないんですが・・・
他の現場ではいろいろ危惧する点があるようですが、こういう素材写真にはあまりないような気がします。
実際のところはどうなの?
はい、これが噂の写真ACさんのAI写真ページです!
![](https://princessvision.com/wp-content/uploads/20190523aiphoto01-300x206.jpg)
まだ若干違和感はあります。
ちょっと不自然というか。
でも、これをボタン一発で作成してくれるんですよ…!
これがその一例です。
![](https://princessvision.com/wp-content/uploads/20190523aiphoto03.png)
これはちょっと甘いところがある。
![](https://princessvision.com/wp-content/uploads/20190523aiphoto05.png)
人種関係ないのがすごいです。
![](https://princessvision.com/wp-content/uploads/20190523aiphoto04.png)
まだ、開発段階ということで、こういうちょっとあちゃーみたいな写真もありますが。
![](https://princessvision.com/wp-content/uploads/20190523aiphoto07.png)
でもこの段階まで持って来たというのは正直にすごいとしかいえません。
本当、びっくりしました。
![](https://princessvision.com/wp-content/uploads/20190523aiphoto06.png)
この女性、小保方さんにちょっと似てる…
(実在しないですよ!!!!!!なんども言っていますが!!!!!)
過去にも何度か話題になっていたことも
このツイートが発端かな?
これも目にして、びっくりした記憶があります。
これヤバい。以下の写真はどれも実在する人ではなく、AIが作り出した顔。あまりにリアルで見分けられない。NVIDIAの研究。Kevin Kellyは「写真のが証拠になる時代は終わった」と。 pic.twitter.com/F4IczghLZr
— 井上 裕太 (@yutainoue) 2018年12月14日
犯罪に使われたりとか、そういうのは本当困ります。
ですが、写真素材だったら、超平和!
AIって、本来こういう使い方するもんですよね?
まだまだ、モラルの問題や繊細なところが突き詰められていないので、これからどうなるのかは見守っていきたいところです。