こんにちは!
せおゆりか(廣岡ゆかり)です。
あなたは、商品を売る時に、ターゲットが男性と女性で売り方や言葉をがまったく違うということを知っていましたか?
驚きですよね!
私もあまり深く考えてこなかったのですが、男性と女性では考え方がまったく違うんです。
今回読んだ「プリンセス・マーケティング」では、その考えの違いに大変納得したので、紹介したいと思います!
男性と女性の考え方の違いについて
あなたが男性なら、パートナーの女性に対してこんなことを思ったことはありませんか?
「なんでこんな大した性能もない飾りのついているだけのものを買うんだろう」
イヤホンやスマホカバーは可愛い色のもの。
カバンに至ってはどう考えても量がまったく入らないのに小さいモノ。
ここです。
女性は自分を「可愛い!」と思っているので、自分を引き立てるためのモノを購入するのです。
自己肯定感が低い女性でも、必ず自分を「お姫様」だと思っている部分がある。
そう本書に書いてあります。
そのために、音質も大してよくないイヤホンを、
ゴテゴテしているのにデザイン性重視のスマホカバーを、
入りもしないのに小さなバッグを買うのです。
男性はヒーロー、女性はヒロインである
セールスライティングで、めっちゃ有名な「ピアノレター」というものがあります。
これは、いわゆる「ヒーロー物語」です。
バカにされた主人公が、ピアノをめっちゃうまく弾いて周囲の鼻を明かす。
そして「これはここで習ったのさ」と言って告知する。
おそろしく簡単に言えば、こんな内容です。
これは、男性心理を突いたレターです。
男性は誰しも尊敬されたい、羨ましがられたいという心理を持っており、これをくすぐるのがこのレターです。
今有名で使いまわされているレターのほとんどがこういったヒーロー物語のものではないでしょうか。
ですが、女性は違います。
女性は生まれながらのヒロインなのです。
本書にヒロインの定義があり、
「女性は生まれながらお姫様。シンデレラや白雪姫が最後にお城に帰るのは、自分がそんな市井に住んでいる今は仮の姿。今の姿はフィクション。私はお城へ帰った姿が本当の姿なのだ」
と思っているのです。
理想の姿がお姫様であり、その姿にならないといけないのです。
だから、女性には男性心理を突いたレターはあまり響きません。
男性は他人と比較されることを好みますが、女性は他人と比較しません。
自分の中で今の自分と理想の自分を比較するのです。
男性と女性では意思決定の方法が違う
男性雑誌(よくある「DIME」など)では、モノをたくさん取り扱っていますが、大体比較がされていますよね。
女性は比較はしません。
比較対象を出されても、難しすぎて訳がわからない。
私にちゃんとわかるように説明して欲しい。
そう思っているのです。
また、「運命の出会い」を大切にしています。
男性は比較検討して1円も無駄に使いたくない。
だけど女性はお試しで買ってみる。
それが当たりだったらそれは「運命の出会い」です。
女性の雑誌で比較はあまりされていないですよね。
これはこういう特徴がある、ここがいい。
それを並べている感じ。
その中からチョイスしていきます。
正直、男性からしたら「なんつー無駄な…」と思うでしょうが、これが女性の買い物の醍醐味なのです。
だから買い物で男性が女性に対して怒るのです。
こういう意思決定のプロセスがまったく違うからです。
男性はランクアップが好き、女性は最初から「上得意様」
Facebookで、経営者の男性が「プラチナカード手に入れた!」ってめっちゃ自慢する投稿をよく見かけます。
正直、私にとってはどーでもいいです🤣
なぜなら、ランクアップには興味がないからです。
ここにも、女性特有の考え方があります。
女性は、生まれながらのお姫様。
一度買ったら「上得意様」の扱いを受けるのが当然だと思っているのです。
男性は、苦労してレベルアップして、プラチナカードまでたどり着くのが生きる醍醐味。
まったくの真逆の考え方なのです。
男性と女性のレベルの扱いについても、注意が必要です。
まとめ
盛りだくさんで、なかなかまとめるのが大変でした。
まだ書きたいことがありますが、これ以上書いたらメルマガ読むの大変…
でも両方の視点で読めるので面白かったです。
私は腐っても経営者の端くれなので、男性的な考えかたもしますが、女性の考え方にも納得しています。
こういう視点の使い分けは大事だなと強く思いました。
マーケティングをするなら、必読の1冊です。