多くの医院や小さな事業者が抱えている
共通の悩みがあります。
それは、「ブログを続けられない」ということ。
特に院長ブログは、スタート時には
意気込んで数本書くものの、その後は更新がぱたりと止まり
半年、1年…というケースも珍しくありません。
もちろん、現場が忙しいのは分かります。
ただ、患者さんや見込み客はそんな事情を知りません。
サイトを訪れた人が
「最終更新:2022年7月」
といった表示を目にしたとき、そこで感じるのは
「忙しそう」ではなく「この医院、大丈夫かな?」
という不安です。
更新が止まっているという事実は
そのまま信頼の低下に繋がってしまうのです。
◆なぜ“止まっているブログ”が不安を生むのか
ブログが止まっているだけで
どうして信頼が下がるのか。
理由は、とてもシンプルです。
人は、情報が動いていない場所に対して
安心感を持てません。
たとえば、
・お知らせが1年以上更新されていない
・スタッフ紹介が古いまま
・写真が昔のまま
こうした変化していない状態は見込み客に
「この医院、ちゃんと今も活動しているのかな?」と
感じさせてしまいます。
特に医療や専門サービスは
「安心」「清潔」「きちんとしている」
が何より大切な分野。
ブログが止まっていると
その真逆の印象が生まれてしまうのです。
◆月1本でも続けている医院は、それだけで“選ばれやすくなる”
とはいえ、毎週更新し続ける必要はありません。
月1本でも、2〜3か月に1本でも構いません。
大切なのは、「今も動いている」
というサインを出し続けること。
実際、私が見てきた医院の中でも
たった月1本のブログ更新を続けているだけで、
・初診の問い合わせが増えた
・求人ページの閲覧時間が伸びた
・指名で来院する患者が増えた
という変化が起きています。
なぜかというと、月1本の更新でも
「今もこの医院は元気に活動している」
「ここなら安心して通えそう」という
安心の裏付けになるからです。
◆院長ブログには「人柄を伝える」という大きな役割がある
院長ブログが止まってはいけない理由は
もう一つあります。
それは、ブログが「院長の人柄を伝える唯一の場所」
だからです。
医院選びで大事にされるのは
技術や価格だけではありません。
特に歯科や整骨院、個人クリニックのように
院長の存在が大きな業態は
「どんな先生なのか?」
「どんな考えで診療しているのか?」
「何を大切にしているのか?」
こうした人としての部分が信頼につながります。
ブログは、その人柄を自然に
伝えられる最適なツールです。
だからこそ、せっかくの信頼の源泉を
止めてしまうのは、本当にもったいないことなのです。
◆書く内容は専門的でなくていい
多くの人は、続けられない理由として
「何を書けばいいか分からない」を挙げます。
でも、立派なコラムを書く必要はありません。
・最近取り組んでいること
・よくある質問への簡単な回答
・院内の小さな変化
・スタッフとのエピソード
・季節の健康アドバイス
こうした“短くて身近な話題”で十分です。
むしろ、読む側もその方が親しみを感じやすくなります。
完璧を目指す必要はありません。
短くてもいいので続けることが大切です。
◆できていない医院が多いからこそ、続ける価値がある
院長ブログを続けている医院は
実はほとんどありません。
多くの医院が途中で止まってしまっています。
だからこそ
月1本でも淡々と更新している医院は、
それだけで抜きん出ます。
競争相手が少ないため
小さな更新がそのまま差別化につながるのです。
信頼は一気に築けるものではありません。
小さな積み重ねの結果として
ある日突然「選ばれる」瞬間が来ます。
院長ブログは、その積み重ねの最もわかりやすい形。
止めてしまっているなら
今日からでも再開してみてください。
完璧でなくていいので
少しずつでも続けることが、確かな信頼を作っていきます。
爆速仕組み化Webコンサルタント
廣岡ゆかり
