最近、医院や小さな事業のホームページを見ていると
情報量は多いのに「温度」がまったく伝わってこないケースが
とても多いと感じます。
診療内容、料金、アクセス、スタッフ紹介…。
必要な情報はそろっているのに、なぜか心に響かない。
どこに行っても同じように見えてしまい、
「ここを選びたい」という決め手にならないんですね。
◆そもそもの設計がおかしい…
では、なぜそうなるのでしょうか。
理由はいくつかありますが、一番多いのは
「想いを見せる設計になっていない」
という点です。
文章そのものに想いが書かれていなくても
構成や見せ方次第で温度は伝わります。
逆に、院長や経営者の頭の中には
しっかり想いがあるのに
それが表に出てこないつくりになっている
ホームページは本当に多いです。
たとえば、患者さんやお客様が一番知りたいのは
「どんな人が運営しているのか」
「どんな考えで仕事をしているのか」
「ここなら安心して任せられそうか」
といった人の部分です。
それなのに、いきなり
サービス説明や料金表が続くページ構成になっていると
どれだけ正確な情報を載せていても
気持ちが動く前に離脱されやすくなります。
◆訪問客が知りたいことは情報だけではない
私がこれまで制作に関わったホームページでは
この「温度」を伝える部分を特に大切にしています。
実際、公開後にお客様から
「想いがちゃんと伝わっていると、患者さんからの反応がすごく良い」
「問い合わせの質が上がった」
といった声をいただくことが多いです。
この温度の伝わり方は、
ただ文章を感情的にすれば良いという話ではありません。
ポイントは、読み手が自然と
「この院長なら」「この先生なら」と思える
流れをつくることです。
たとえば、こんな工夫が効果的です。
- トップページの冒頭に、理念ではなく想いのきっかけを置く
- 写真は「人物が伝わるもの」を優先する
- サービス紹介の前に、「そのサービスを大切にしている理由」を挟む
- 専門性を語るときは、むずかしい表現を使わず、生活レベルの言葉にする
- 最後の問い合わせ導線は“気軽さ”と“安心感”を両立させる
こういった小さな工夫だけで
HP全体の「空気」が大きく変わります。
◆想いを伝えるHPは誰でも作れるわけではない
そして、ここが大事なのですが、
「想いを伝わる形にできる制作者は意外と少ない」
ということです。
デザインはきれいでも
読み手の気持ちを動かす構成ができていないと
想いはうまく形になりません。
もし今のホームページに温度がないと感じるなら
見直すときに
「想いを言語化し、それを構成に落とし込める人かどうか」
を基準にするのはとても良い判断だと思います。
あなたのホームページは
今どれくらいあなたらしさが出ているでしょうか。
情報を増やすよりも
まずは「想いをどう伝えるか」を整えるほうが
結果として患者さん・お客様の心に響き
選ばれやすいホームページになります。
必要なのは、ほんの少しの見直しと
想いを拾い上げてくれる良いパートナーだけです。
ぜひ一度、あなたのHPが
伝わるようになっているのか?
見直してみてください。
爆速仕組み化Webコンサルタント
廣岡ゆかり
