おはようございます。
せおゆりかです。
私は馬が好きで好きで乗馬に通ったりしてるのですが、その関連で馬に関わる仕事もお手伝いをするようになりました。
そのことについて少しお話しますね。
自分の常識は世間の非常識
普通の人は、馬に触れ合える機会というのはそうあるものではありません。
実際、私も馬が近くにいるところに住んでいたのですが、まったく触れ合うことはありませんでした。
だからこそ、お休みの日に子供を連れた若いお父さんお母さんや、若い女性グループなどなど、遊びに来るわけですね。
ですが、こういうことをすると、馬がびっくりするとか、そういうことをまったく知らない。
例1 馬の後ろに回ってはいけない。
なぜか?
単純に蹴られるからです。
馬は大変臆病な動物で、もともとの性質もあり、後ろに回られると後ろ脚で蹴ります。
もともと、草食動物で肉食動物から逃げるために350度を見まわせるものすごい目を持っています。
のこりの10度は、真後ろです。
その部分が見えません。
だから、気配を感じると蹴るのです。
自分が殺されるかもしれないと思って。
これを知っている人は、あまりいないと思います。
例2 馬の口に手を近づけない
犬や猫も手を近づけると噛んだりしますよね?
それと同じです。
しかも、犬や猫の比じゃない。
噛みちぎられますよ。
あんなに大きな体に大きな口を持っているんです。
鼻に手を近づける人もいますが、あれはダメです。
もし、馬ににんじんをあげたいと思うのでしたら、馬に詳しい人にきちんとあげ方を教えてもらってからあげてください。
かくいう私も、最初は非常識人だったわけであって
もちろん、4年前(まだ馬に関わって4年!短いなぁ)の私だって知らないことばかりでした。
乗馬教室の先輩には、何度怒られたか。
「馬の後ろに回るな。病院送りになる」
「体洗うときは丁寧に洗え。馬が病気になる」
「馬具の手入れは馬のためにやるんだ」
などなど
なかなか体育会系でハードでしたよ。
おかげで馬に乗ること以外は上手になりました 笑
自分の杓子定規でなんでもはからない
最近はSNSもあり、自己主張がものすごく簡単にできるようになりました。
ですが、自分がこう考えているからって、それが世間では非常識であることというのは少なくありません。
仕事でも同じだし、友達づきあいやまして恋人同士でもそう。
他人と一緒にいるという時点で、自分以外は当然自分と異なる考え方を持つし、その属する集団では必ず守らないといけない決まりごとがあったりします。
それを「自分の考えとは違う」などと勝手に決めて行動するのは、まずいわけです。
どうして守られているのか、以前これを破ってどういうことが起きたのか、ということまで考えを巡らせないといけません。
最近は、そういうことができない人が多いように感じます。
もちろん、自分の芯を持つことは大事
別に、群衆にまじれとか、自分を殺せとかそういうことを言っているわけではありません。
すべてにおいて、自分と考えが異なる人もいるし、馬のように昔からこうするといい・よくないということがわかっていることがあります。
すべて受け入れるとしんどいのですが、その人・場所・もの・こと、すべてにおいて自分と異なる考えがあるということを知らないといけません。
それを消化することにより、またひとつ進むことができるのではないでしょうか。
ぜひ、一度振り返ってみてくださいね。