あけましておめでとうございます。
本年もプリンセスビジョンをよろしくお願いいたします。

さて、年末は自分の身の回りの整頓もかねて片付けをしていました。

相変わらずの積ん読…

ちょっとこれは少しでも解消しないとなと思い、とりあえず手に取ったのがこの「ミッション」ともう1冊でした(こちらは後日ご紹介)。

僕たちは何のために働くのか?

そう帯に書いています。

筆者は若い頃、日産自動車で働いていました。
その時、上司に言われた「俺たちはこの火花散る瞬間のために働いているんだ」という言葉が引っ掛かり、それを探すようになります。

彼のいう火花とは、「ミッション(使命)」だったのです。
その火花は、ザ・ボディショップとスターバックスで見つかることとなります。

ミッションとは、会社の存在している理由であり、働く目的である

私は、某経営者セミナーでいつも会社の経営理念をもちなさいと言われます。
あることはあるのですが、それがいまだしっくりきません。
まだ、見つかっていないのでしょう。

ザ・ボディショップのミッションは、化粧品販売を通じて社会活動を行うということです。
「化粧品に動物実験をしない」「環境保護につとめる」などがあります。

これらに賛同したスタッフが喜んで働く場所を提供するのがCEOの役目ですが、どうも筆者の就任後は思わしくありません。
社員を大切にしない、お客様を疑う姿勢のスタンスだったのです。

「これではいけない!」

筆者は社員に火花を散らしてほしい、その場所はお店であることは変わりがないので、お店から変わっていこうとしていきました。

「7つのお約束」を掲げたところ、社員はどんどん変わっていき、離職率が22%だったのが2%にまで下がりました。
また、従業員の満足度もどんどん上がり、売上も連続でプラスになっていきました。

経営者が経営理念を守るための場所作りをしないと、社会実現は難しいということがこれで見ることができます。

経営理念は、ミッションとほぼ同義

会社の経営理念は、会社を経営するときに必ずなければいけません。
なぜなら、それが会社=社員がお客様に接する態度やもろもろに現れるからです。

経営理念は、社員に浸透させなければいけない。
とはいっても、上が口で言うだけでは浸透しない。

会社が、社員を大切にしているということをきちんと態度で表さなければ、社員に経営理念は少しも浸透しません。

会社は、社員を大切にしないといけないのです。

そこからはじめて、お客様へ社員がどう接するか、ということになります。

ザ・ボディショップやスターバックスは、スタッフの方の接客が本当に素晴らしいと思います。
実際利用してもそう思います。

感動する接客をしていただけるお店は、会社がしっかりとしていると考えたほうがよいでしょう。

「これは大企業だけの話でしょ?」

アマゾンのレビューにそう記載されていました。
実は、これは大きな間違いです。

経営に大きいも小さいも関係ないというのは、みなさまご存知だと思います。

私も、ひとり経営者ですし、周囲でも小規模な経営をされている方がたくさんいらっしゃいます。
小さくてもしっかりと長い間経営されているお店は多数あります。

取引先やお客様は、人をみているのではなく、会社やお店をみているはずです。
だから、お店や会社の経営理念がしっかりとしていないといけない。

その会社が社会に対してどういうミッションを持っているのか。

そこがしっかりしていない会社・お店は、早々に潰れていってしまいます。

小さいからこそ、経営理念はちゃんと持たないといけないのです。

この本に、「ミッションの作り方の7つのヒント」も載っています。

私もこれを参考に何とかしないとな〜…

積ん読を解消する方法

この本を読んで、積ん読を解消する方法が見つかりました。

筆者は、昔はクルマを売るセールスマンだったのですが、クルマが売れた数+読む本の数を合わせて10にしていたそうです。

  • 契約がゼロだったら、本を10冊読む。
  • 契約が9件だったら、1冊本を読む。
  • 契約が10件以上だったら、本を読む時間なんてないくらい忙しい!

自分を追い込むために、こういう設定にしたそうです。
これは面白い!
私も自分を追い込むために今年は試してみようと思い、さっそく試してみます。

また、筆者は複数冊持ち歩き、併読しているそうです。

面白くない本は、すぐに見切る。面白い本は何度も読む。

見切りも本当に大事ですね。

時間は有限

簡単ではありますが、筆者の時間の使い方についても記されていました。

昔野球をしていたバリバリの体育会系の方なので、時間は有限。
(しかも天下の大阪府立北野高校〜大阪大学ですから、その勉強量は推して知るべし!)

少しの時間も無駄にはできませんね。

まとめ

ミッション、と書かれていたからどんなのかなと思っていたのですが、経営者セミナーで聴いたような話だ!と驚きました。

経営者セミナーでも、やはり同じように社員を大切にしないと、会社が傾くということを実感を持って話されています。

この岩田氏も、そんな経営危機を感じたことがおそらく何度もあるのでしょう。
それを鮮やかな手腕で復活させたのですから、お見事です。

もし、「ミッション(=経営理念)なんてうちの会社には必要ないね!」と考えているのでしたら、それはまずいと思います。

改めて、考えてみてはどうでしょうか。

私も、見つめ直すいいきっかけをいただけました。