先日、「マンガでわかる日本経済入門」を読みました。
妹がたまたま貸してくれたので、ぱぱっと読みました。
これはお金の考え方や、今の政府のやり方が間違っていることに気づける良書なので、ぜひ読んで欲しいです。
簡単に読めるくせに、理解が深まる良書
まず、お金の正体を小難しい文章ではなく、マンガを交えたわかりやすい文章で書かれているので、わけわからん!ということがないのが素晴らしいです。
片手間に読めるのがよいです。
前提として、現在行われている経済政策は間違っている
今の経済学者、政治家、マスコミすべてがすべて、間違えた考え方で経済を解説しているので、これではいくらたっても景気がよくならないということを詳細に話してくれています。
その理論がMMT(現代貨幣理論)なのですが、これは本書に詳しいのでぜひ読んで理解していただければ。
デフレとインフレの理解が進んだ
この何年かで10%まで増税が進んでいるが、これはデフレを強化する対策であり、今私たちの生活には全く意味がないということ。
まずは消費税を廃止し、しっかりと経済を回す準備をしないといけない。
ここには大賛成。10%なんて、政治家の先生には痛くも痒くもないかもしれませんが、一般人には大きな痛手です。
政府にテコ入れしてもらわないとそもそもの経済が回らない
日本銀行の存在理由とどのようにお金が回るのかが図解されていて、理解ができました。
日本銀行の国債は減らないが別に痛いわけでもなんでもないことがわかります。
銀行が融資がんばりますよ!と貸す準備ができていることを話をしても、そもそも借りる側の企業にその体力がないので、回るはずもないです。
とにかく、まずは政府に動いてもらわないといけません。
日本は絶対に財政破綻しない
自国の通貨だったら、借金返済能力は無限なので、破綻することはまずありえない。
ギリシャやアルゼンチンなど財政破綻した国は、外貨建て国家のため流通をコントロールができなかったからです。
コロナで10万円渡したのは間違いじゃなかった
まずはしっかり使ってもらうのが先ですよね。
おそらく、貯蓄した人はほとんどいなかったのでは?
こういう政策を政府はもっとどんどんすべきです。未成年に10万円渡す政策も、ケチケチせずに前回と同じように全国民に渡すようにした方が絶対によくなります。
今日本はもっと公共事業にお金を出すべき
公道や建造物をみても、けっこうぼろぼろのところが多いし、これからの異常気象を考えても治水対策はもっとしてもいいんじゃないのかな?と思います。
公共事業にお金を出すということは、国に投資をすることに他ならないので、もっとどんどん起こすべきです。
無駄かどうかはこれからの子孫が判断してくれる
まずは政府が日本全体に投資をしないとはじまりません。
政府が活性化して、そこから民間が活性化してくる。
どんな小説やマンガ、映画をみても同じような展開になっていることに気づくと思います。
あと、株主に投資をしてもどうしようもないということも載っていました。
これは私の主観ですが、彼らはお金を産む人ではないので、ここに媚びるとデフレ化が加速するのでしょう。
まとめ
とりとめなくなってしまいましたが、私の中のお金に関する考え方が変わりました。
企業でも、広告費に莫大な投資をしている会社は大きなリターンを得ているという話にも通じます。
ぜひ、今政府にもしっかりと国と国民に投資をして欲しいと思います。
一刻も早いデフレ脱却をして、日本国民が皆笑顔で過ごせますように。